重金属分析装置FT-802は他の分析装置と何が違いますか

一般的な分析装置としては、原子吸光光度計、ICP質量分析装置(ICP-MS)、ICP発光分光分析装置(ICP-AES)といったものがあります。
これらは主に分析会社などで使用されており、計量証明が出せる公的機関での分析にも用いられています。分析感度も高く、信頼性の高い結果を得ることができます。
その反面、結果が出るまでに数日間の時間を要することが殆どで、外注する場合はその費用も掛かります。

簡易的に利用されている分析法としては、比色法や吸光光度法、蛍光X線分析法などもあります。これらは安価で利用でき、取り扱いも容易で短時間で結果を得ることができるため、幅広く利用されています。しかし、公定法との相関が良くない場合や、環境基準(低濃度)の評価又は判定を行う際に満足な定量下限や検出精度を確保できない点から不向きな場合があります。

分析装置FT-802はボルタンメトリー法という分析方法を利用しています。この方法では、溶液中の重金属イオンを電極上に還元濃縮することによって分析を行います。公定法で使用されている原子吸光光度計やICP-MSなどと比較しても遜色がない高感度な分析を実現しています。
元素によって前処理に要する時間は多少かかりますが、試料採取から結果を得るまで1日で実施できます。また、誰でも扱うことができますので、外注することなく自社で分析を行うことができます。

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