製品紹介

リモート観測の司令塔

総合制御装置RCL

リモート観測に求められるシステムの自律性を担保

総合制御装置RCL(RemoteControlLogger)は、無人リモート観測を実現するデータロガー兼接続機器の制御を行う低消費電力の装置です。接続機器の電源管理、動作管理、ファイル管理、時刻管理、通信管理の全てを行い、リモート観測に求められるシステムの自律性を担保します。

総合制御装置RCL
RCL(REGMOS用)

RCL(REGMOS用)

RCL(TECHMOS-8用)

RCL(TECHMOS-8用)

RCL(オーロラ観測システム用)

RCL(オーロラ観測システム用)

RCL(可搬型GNSS連続観測装置)

RCL(可搬型GNSS連続観測装置)

様々な機器への接続が可能

IFはイーサネット、RS232Cを装備。様々な機器への接続が可能です。取得した観測データはRCL内部に保存され、定期的な通信によってサーバーに転送されます。通信は地上携帯、衛星携帯、有線LANに対応していますので、設置場所や用途に応じて選択可能です。
接続機器は、これまで実績としてGNSS受信機、気象観測装置、汎用データロガー、磁力計、ネットワークカメラなど様々な機器に対応しています。実績のない観測機器でもRCLのファームウェアをカスタマイズすることにより制御が可能です。
RCLは自身が動作している状態を把握するためのハウスキーピングデータを取得していますので、電源電圧、内気温、外気温などを元に接続機器の観測スケジュール変更やトラブル時の対策を検討することができます。
低電圧時は周辺機器の電源OFF(事前に下限電圧値を設定)にする他、RCL自身もスリープモードに入り、完全な省エネモードになります。電源容量の回復を待ってシステムを復帰させることができます。
また、RCL自体がハングアップした場合も自ら再起動が行える自己復帰機能を搭載しています。制御装置自体の信頼性を向上させていますので、安定したリモート観測システムを構築していただけます。
最新型のRCLでは温度センサーのアナログデータを直接記録できるよう端子台も新たに組み込んでいます。電源制御装置自体の設定をPCから行えるようWebブラウザ対応のI/Fを装備し使い勝手を向上させています。

自然環境の厳しい場所で長年リモート観測を実現

RCLは徹底した低商品電力化を実現しています。これまでに火山変動リモート観測装置REGMOS-H、自律型機動観測装置TECHMOS-8、オーロラ観測システムなどに適用され、自然環境の厳しい場所においても複数年にわたって連続無人リモート観測が実施できるシステムを構築しています。

接続可能機器

電源の瞬断が可能な機器、もしくはコマンド操作により電源ON/OFFが可能な機器
イーサネットもしくはRS232Cによるデータ通信が可能な機器
ご利用になりたい観測機器の仕様を元にファームウェアのカスタマイズを行います。

RCL使用システムの紹介

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